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「第三紀層の魚」     芥川賞作家の魔力 :前半

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         あの日、蒸し暑い一日

田中慎弥:「第三紀層の魚」を、読み終えたあの日

仕事を終え、自宅に着いたときはすでに、20:00過ぎ

仕事後先では、

節電の夏なのかと思うにはあまりの、蒸し暑さで

汗が体にまつわりついてくる

後に知ったのは、クーラーの故障

「やっぱり」と、はぁはぁと息も荒く

軽い脱水症状なのか、頭痛もひどい

無力で、自宅に着き

無意識に、鉄格子の窓を開け、手にしていた

新聞と鍵を、鉄格子の細い間に置いていた・・

「ガチャン」

「あっ、鍵を暗い室内に落としてしまった」

シャワーを浴びて、お寿司を夕食に食べる

はかない夢が・・

          消えた

      つづく

芥川賞の魔力       共食い

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   「もらっといてやる」

名言で有名になられた

田中慎弥:「共食い」

30代の作品とは思えない、空気が漂う世界観

9月7日、全国ロードショー決定!

ご本人も、「映画によってどのように広がってゆくのか、

原作者として、読者として、観客として楽しみにしています。」と
、コメントされています

「共食い」の、世界に入ると

現実的な、父と母から

人間の基質が、むき出しになる場面に

のめり込んでしまう

感情が、「共食い」に

食われ、もっと読みたいと

思うや否や、幕はおりる・・

4歳のときに、お父様をなくされてる

田中慎弥作者

名言からは、想像の出来ない

努力家の芥川賞作家

          *

次回は、

共食いと同時に載っている

「第三紀層の魚」に、助けられた

エピソードをご紹介します♪

活字の魔力の実体験です♪♪