深い深海(部屋)に落ちていった、鍵
軽い脱水症状のような頭は、戸惑うばかり
まず、天然石のガーネットには、カンテラの力がある事を思い出し
スマホをカンテラと思い左手にで部屋を照らすと、
今朝、読み終えた
第三紀層の魚の丁重な文面が、不思議と回想しはじめる
雨予報の為に持っていた、傘で部屋を探り始めてみると
「ガチャ」と、鍵にふれた
どうする?
傘釣りをしてみよう!!!
「長い竿の先が一度大きく曲がった時はごみでも絡まったのか~」
=電気コードが絡まっている
「~三度続けて来、道糸が急にたるんだ。」
=三度続けて、部屋のコードを持ち上げている
「~竿が真上を向く前にゴツゴツとおう大きな手ごたえがあった」
=鍵の手ごたえがあった
~これまでに経験したことのない重みが来る。」
=鍵の重みが傘に来る
「リールはなんとか巻ける。」
=傘と鍵は、持ち上げられる
「~もうすぐ銀色の体が見えてくる。」
=もうすぐ銀色の鍵が見えてくる
「無理に上げようとせんでええ。ちいと縮めてみ。泳がすようにしてみい。」
=鍵を泳がすようにする
「~魚が措ろうとするところを一気に掬ったたも網が宙を移動し、
岸壁のコンクリートの上に下ろされる。」
=傘は宙を移動し、コンクリートの上に鍵は下ろされる
凄い描写ですよ
脳裏にイメージされた通りに、右手が動き
鍵を取り戻し
汗をシャワーで流した後は、
美味なお寿司をほおばりました♪
完
*
田中慎弥様
助けて頂きました。
大フアンになりました。
文学とは、凄い魔力を秘め、素晴らしいです♪